モンタージュ理論

モンタージュ理論というのは、色々な写真同士の関係性によって、何らかの状況を暗に表現するという手法となっています。
なおモンタージュというのは、フランス語で「組み立てる・組み合わせる」というような意味です。

写真というのは、1枚だけであったとしても、かなりの情報量を持っています。
そして同一の場に複数の異なる写真を配置していく際、同じ組み合わせの写真だとしても、各写真をどのようなサイズに拡大・縮小して、どのような置き方をするかということで、印象を大きく変えることができます。

さらに写真は撮影していく分だけ無限に増やすことができます。
写真を加工することでも異なる画像を作り出すことが可能となります。
その中から選んだ複数枚の写真を組み合わせていくことにより、様々な意味を暗示する可能性が広がるのです。

なおもともとモンタージュ理論とは、映像の編集技術において古くから現在まで広く使われている手法となっています。
例えばニュースの映像で、何らかのイベントを紹介する際「引き(全体を広く映した映像)で会場の入り口」のあとに、「寄り(対象に近づいて映した映像)でイベントのブースの1つ」を映すことで、そのブースが会場内にあるということを暗示することが可能となるのです。