たくさんの書体を使わない

 書体にはそれぞれが異なる個性を発揮しています。

そのため、1つの紙面上でたくさんの書体を1つの紙面上に使ってしまうと、全体の統一感が損なわれてしまうため、なんだか言いたいことが伝わらないわかりにくいチラシデザインになってしまいます。

 紙面の仕上がりを美しく見せるためにも、はじめのうちは使用する書体を2~3種類に厳選することをオススメします。使用する書体の数を減らすだけで、紙面全体の統一感を生み出します。

 例えば、「リュウミン」と「ヒラギノ明朝」のような印象の異なる明朝体を1つの紙面に混在させると、たちまちデザインの統一感が失われてしまいます。デザイン的な効果を狙う場合はよいのですが、基本的には印象の異なる書体を1つの紙面に使うことは避けた方が無難でしょう。

 使用する書体の数を減らせば統一感は出せますが、反面、全体的に動きのない、つまらないデザインになりがちになってしまうことも考えておかなければならないと思います。また情報の重み付けが均一になってしまうため、読み手に対して重要な情報を伝えにくくなる恐れもあります。一見矛盾しているように感じますが、要は「強調と調和のバランスが大切」ということです。すべて統一し過ぎると面白みに欠けますが、かといってバラバラにしすぎるとデザインとして情報を伝えることが困難になります。

 紙面で使用する書体を選択する際は、紙面上での役割や重要性に応じて適用する書体を選定することが肝要です。

 例えば、タイトルや日付といった「強調したい箇所」や見出しなどには明朝体の書体の「ファミリー」を使用する、といった使い分けを検討します。

 2~3種類の書体を上手に使い分けることで、情報の種類ごとに明確な違いを表現できます。

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